Lesson2-3 色のイメージ・心理的効果 その3(青色・紫色・茶色)

このセクションでは、青色・紫色・茶色のイメージと心理的効果について学びましょう。

他の色と異なる点や、特徴的な部分について、違いをしっかり確認しながら身につけてください。

青色のイメージと心理的効果

青色は、真実や誠実さの象徴として世界中で用いられています。
晴れた日の空を見たときのような爽快さを感じます。
その反面、孤独冷たい印象を与える色でもあります。

青色のイメージ

<自然や物体のイメージ>

空、海、水、夏

<抽象的なイメージ>

静か、冷静、真実、信頼、知性、爽快、孤独、冷たい

青色の心理的効果

青色は、感情の興奮を静めて冷静な気持ちにしてくれる色です。

紫色のイメージと心理的効果

飛鳥時代には、紫色の着衣を染め上げるために複雑な手順と大量のムラサキ草の根を用いなければならず、高貴な方にのみ限られた色だったのです。

天然の色素成分を使った紫色は世界的にも貴重だった歴史から、現在でも紫色は高貴なイメージをもつ色と考えられています。

また、赤色と青色の混色である紫色は、複雑で神秘的なイメージを感じる色でもあります。

紫色のイメージ

<自然や物体のイメージ>

ぶどう、なす、あじさい、桔梗、ラベンダー

<抽象的なイメージ>

高貴、神秘的、古典的、和風、高級、大人っぽい、カリスマ性、癒やし

紫色の心理的効果

紫色は精神のバランスを整えるのに向いている色です。

怒りや悲しみなどの強い感情に振り回されているときに紫色を活用して、心を落ち着かせましょう。

茶色のイメージと心理的効果

茶色は土をあらわす色であり、大地のようなどっしりとした安定感をイメージする色でもあります。

気取らないナチュラルな色のため、正直で素直な印象を与えます。

土に張った根をもつ木のように、堅実で忍耐力を感じさせる色である一方、
保守的、地味、腰が重いといったイメージを与える色ともいえます。

茶色のイメージ

<自然や物体のイメージ>

コーヒー、チョコレート、革製品、ウイスキー

<抽象的なイメージ>

落ち着き、安心感、包容力、保守的、上品

茶色の心理的効果

大地のような安定感のある茶色は、何事にも動じない落ち着いた印象をもつ色です。

茶色を身につけると自然体でリラックスしながらコミュニケーションが行なえるようになることでしょう。

このページでは、「青色・紫色・茶色のイメージと心理的効果」について学びました。
次のセクションでは、「灰色・黒色・白色のイメージと心理的効果」について、引き続き学んでいきましょう。