Lesson2-1 色のイメージ・心理的効果 その1(赤色・桃色・橙色)

この章では、一般的な色である12種類の「赤色・桃色・橙色・黄色・緑色・黄緑色・青色・紫色・茶色・灰色・黒色・白色」についてそれぞれの色がもつイメージと心理的効果を順に学んでいきましょう。

まずこのセクションでは、「赤色・桃色・橙色」のイメージや心理的効果について、それぞれの色がもつイメージや効果を学んでいきましょう。

赤色のイメージと効果

赤色は、古くより私たちの身近に存在していた色です。

朝日や夕日などの太陽の色、体内を流れている血の色、ゆらめく炎の色が赤色です。
災厄を退けるイメージから、お祭りや神事に使われることも多い色です。
スポーツウェアにも使われることも多い定番の色といえます。

赤色のイメージ

<自然や物体のイメージ>

太陽、血、炎、りんご、いちご、口紅、消防車、鳥居、紅葉、ポスト

<抽象的なイメージ>

情熱的、行動力、エネルギー、力、暖かい、怒り、正義感、リーダーシップ

赤色の心理的効果

赤い色を身につけると、やる気や積極性が高まる働きが期待できます。

桃色のイメージと効果

柔らかな色合いの桃色は、女性や子どもを連想させる色です。

女子が健やかに育つように行なわれているひな祭りは、別名「桃の節句」とも呼ばれており、
桃の花をイメージした桃色を豊富に使って、女子の健やかな成長や幸せを願って行なわれています。

桃色のイメージ

<自然や物体のイメージ>

桜、桃、春、女性、子ども

<抽象的なイメージ>

優しい、かわいい、柔らかい、甘い、幸せ、若い、甘えん坊、夢見がち

桃色の心理的効果

桃色を身につけると、ポジティブな気持ちになり美容効果を高めるとも言われています。

橙色のイメージと効果

赤と黄色の混色である橙色は、果物の色として有名で、代表的なビタミンカラーです。

赤の要素である炎や太陽のイメージから、暖かみを感じやすい色でもあります。

橙色のイメージ

<自然や物体のイメージ>

オレンジ、人参、ビタミン、夕日、ハロウィン

<抽象的なイメージ>

暖かい、親しみやすい、明るい、楽しい、健康的、庶民的、陽気、社交的

橙色の心理的効果

橙色の食器やランチョンマットを利用すると、食欲が増進する働きが期待できます。

橙色を身につけると親しみやすいイメージを与えるため、他者とコミュニケーションしやすくなります。

以上、このページでは、「赤色・桃色・橙色のイメージと心理的効果」について学びました。
次のセクションでは、「黄色・緑色・黄緑色のイメージと心理的効果」について学んでいきましょう。