仕事の悩みがあるときや、大切な仕事を控えているときには、どのような色を使えばよいのでしょうか。
このセクションでは、「ビジネスの場面で使いたい色」として、「対面のときに使いたい色」、「冷静になりたいときに使いたい色」、「謝罪したいときに使いたい色」について学んでいきましょう。
初対面のときに使いたい色
初対面の人と会うときには、洋服の色にこだわるようにしましょう。
通常であれば、色のもつパワーを全面にアピールしたいところですが、初対面ではまず第一印象を大切にして無難な色合いを選ぶ方がよいでしょう。
紺色、白色、黒色
よくスーツに使われているような紺色、白色、黒色は、信頼感を生み出しやすい色です。
ただし、色の面積が大きいときには、相手に冷たい印象を与えやすくなります。
どうしてもその色を着なければならないときには、ネクタイなどの小物に特別な色を使ってみましょう。
緑色、橙色
心を落ち着かせてくれる緑色は、相手から信頼されやすい色といえます。
親しみやすさをアピールできる橙色も、初対面の人と会うときにはオススメです。
全体のバランスを考えて配色することで、初対面の人とも打ち解けやすくなります
冷静になりたいときに使いたい色
「ギスギスした気持ちを穏やかにしたい」ときには、青色を積極的に利用してみましょう。
青色
大きな問題に対処しなければならないとき、動揺していては問題解決ができないときなど
さまざまな場面で青色の鎮静効果が役立ちます。
とくに興奮色である赤色をよく身につけているときには、怒りっぽくなるなど感情が暴走してしまうことも考えられます。
そのようなときには、鎮静色である青色で気持ちを落ち着かせるようにしましょう。
謝罪したいときに使いたい色
問題を起こしてしまったときに、謝罪をしなければならない場面では、複数の色を使って誠実さをアピールしてみましょう。
紺色、白色、青色
真面目な印象を与える紺色、信頼されやすい白色、相手の怒りを静める青色などが謝罪の場面で役立つ色です。
紺色のジャケット、白いシャツ、青色のネクタイを身につければ全ての色を味方につけることができます。
黒色
強い相手と立ち向かわなければならないときには、自分の心を守るために、ジャケットに黒色を取り入れてみましょう。
相手の強い感情で心が乱れにくくなります。
ただし男性の場合、鮮やかなピンクなどのビビッドカラーは軽薄に見えてしまうため、このような場面ではふさわしくない色になります。
それぞれの色がもつ特徴を知り、TPOに合わせて使い分けるようにしましょう。
まとめ
この章では、「色で悩みを解決」するために必要なことを学びました。
色は心で感じている悩みにそっと寄り添ってくれます。
それぞれの悩みに対して、TPOなどをふまえたうえで、よりよい色を選んで身につけてみましょう。
そうすることできっと、あなたが感じていた悩みが軽くなっているのに気がつくはずです。
次の章では、「自分自身を知るための色」として、さらに心の奥深くまで詳しく調べていきます。
引き続きしっかり学んでいきましょう。