Lesson11-2 SNSで文字を活用する方法 その2

それでは引き続き、SNSで文字を活用する方法について学んでいきましょう。

SNSで文字を使うときには、文字自体の効果を考えて活用してみるとさらに印象をアップさせやすくなります。

さらに今までに学んだ配色の知識と組み合わせてみると、文字がもっているイメージをうまく活用しやすくなります。

このセクションでは、「フォントの種類にこだわろう」、「文字の印象を変えてみよう」について学んでいきましょう。

フォントの種類にこだわろう

初心者が手軽に文字の効果を実感したいときには、まずはフォントの設定から見なおしてみましょう。

フォントは数多くの種類がありますが、ここでは代表的な明朝体とゴシック体に分けてそれぞれのポイントを確認していきます。

明朝体

明朝体は、新聞や雑誌でよく利用されているフォントです。

手ではっきりと書いたような文字なので、老若男女問わず読みやすいフォントといえます。

太字の明朝体

通常よりも太字にした明朝体は、文字としてのインパクトが強くなり、威厳のある雰囲気になります。

男性的で重厚感があり、長い歴史を感じさせるフォントです。

細字の明朝体

通常よりも細字にした明朝体は、スマートな印象を見た人に与えます。

現代的で繊細、中性的な印象を感じさせるフォントです。

ゴシック体

ゴシック体は、タイトルや見出しなどによく使われているフォントです。

文字の太さが均一で、トメやハネなどの部分に強弱はありません

太字のゴシック体

太字のゴシック体は、男性的な頼もしさ活発なイメージをもっています。

インパクトを強くしたいときにも、向いているフォントです。

細字のゴシック体

細字のゴシック体は、シャープでスタイリッシュな雰囲気になります。

女性的なイメージもあり、現代的な印象も与えるフォントです。

明朝体とゴシック体は、数多くあるフォントの中でも代表的なフォントです。

通常の設定で物足りないと感じたときには、太字や細字に変化させてみると文字を見たときのイメージを変化させることができます。

文字の印象を変えてみよう

一手間加えてでも、文字の印象を変化させたいときには、各種フォントアプリやWebサイトを使った文字変換がオススメです。

目的に合わせて文字を装飾してみると、見た人が感じる印象も変化しやすくなります。

ここでは、代表的な文字のデザインについてそれぞれ学んでいきましょう。

繋げてみる

筆記体のように文字を繋げて表現してみると、女性らしさ優雅さを演出することができます。

漢字であっても、筆文字のようにトメやハネが強調されているので、和風な雰囲気にも似合います。

「細字の明朝体」や「細字のゴシック体」を利用してみると、さらに優雅な雰囲気を演出できます。

一文字ずつ色を変えてみる

楽しい雰囲気を出したいときには、一文字ずつ色を変えて配置してみるのがオススメです。

カラフルな色合いは、ポップでカジュアルな印象に仕上がります。

写真に文字を馴染ませたいときには、彩度や明度のみを変化させて配置してみると全体のまとまりが良くなります。

影をつける

文字に影をつけると、立体的に見えるため文字全体を強調できます。

英字や数字に使うことで、ポップで可愛い印象にもなります。

写真に文字を挿入するときには、光源に合わせて文字の影を配置してみると、見たときの違和感が少なくなります。



このセクションでは、「フォントの種類にこだわろう」、「文字の印象を変えてみよう」について学びました。

SNSで文字を利用するときには、文字そのものが持っているイメージを上手に活用してみましょう。

ただし、フォントを配色するときには、それぞれのフォントイメージと色がもつイメージが異なるメッセージとならないように注意して設定しなければなりません。

たとえば、男性的なイメージを伝えたいときに、男性らしい「太字のゴシック体」と女性らしい「桃色」を組み合わせて設定すると伝えたいイメージがぼやけてしまうかもしれないのです。

まずはさまざまなタイプの文字を活用して、考えているイメージが伝わるように、実際に試してみるとよいでしょう。

次のセクションでは、「SNSで写真を活用する方法」について学んでいきましょう。