Lesson11-4 SNSで動画を活用する方法

SNSで動画を投稿したいときには、見映えに加えて動画を最後まで見てもらえるような工夫をすることが大切です。

このセクションでは、「動画系SNSで大切なテロップ」、「視聴者の感情に合わせたテロップ」について学んでいきましょう。

動画系SNSで大切なテロップ

Lesson11-1で学んだように、動画系SNSには主に「TikTok」と「YouTube」があります。

このような動画系SNSでは、とくに「テロップ」が大切だと言われています。
テロップについて詳しく確認していきましょう。

テロップとは

テロップは、動画に使われている字幕やキャッチフレーズなどのことです。

映像だけでは説明しきれないような内容や、出演者の紹介などをデザインやアニメーションで表現するものをいいます。

テロップが大切な理由

テレビでよく見かけるテロップですが、Webではテロップが必須です。

スマートフォンが普及したことにより、いつでもどこでも動画を楽しめるようになりました。
たとえば自宅以外にも、職場や町中、電車の中や待合室など動画を見る場所はさまざまです。

大きな音で動画を視聴することは、周囲の状況によっては難しいこともあります。
テロップがあれば、音を大きく出せないようなときでも、視聴しやすい環境が整います。

また、動画を途中から見た人でも一瞬で内容を理解しやすくなるため、引き続き動画を見てもらえる可能性が上がります。

動画系SNSで投稿するときには、必ずテロップを使うようにしましょう。

視聴者が見やすいテロップとは

この項目では、動画でテロップを使うコツについて学んでいきましょう。

明度差を意識する

背景と文字の色に明度差をつけるように意識してみると、読みやすいテロップを作りやすくなります。

たとえば暗い背景には明度の高い文字を、明るい背景には明度の低い文字を使うようにするのが基本です。

さらに、テロップを強調したいようなときには文字の縁に色をつけてみましょう。

隣にある文字と縁がつながるぐらいの太さに調整してみると、画面のチラつきを押さえながらも、インパクトのあるテロップが作れるようになります。

フォントを太くする

初心者の場合、まずは視認性を良くするためにフォントを太くしてみましょう。

細い文字だと読みにくく、一瞬だけ表示するようなテロップの場合、見落としてしまうかもしれません。

また、文字を強調するときに縁を太くしたいときには、細いフォントだと縁のインパクトに文字が負けてしまう恐れもあります。

そうなると、映像にマッチしにくいテロップとなってしまいます。

このように動画系SNSで大切なテロップは、数秒間だけの表示であっても見た人の印象に残るように、丁寧に作成することを心がけましょう。

キャラクターに合わせたテロップの配色

動画内に登場する人物の魅力を引き立てたいときには、それぞれのキャラクターに合わせたテロップを作成してみましょう。

たとえば、テロップで表示する人物紹介を、以下のような色で配色してみてはいかがでしょうか。

赤系が似合うキャラクター

赤色は、情熱や熱血などをあらわす色です。
猪突猛進、頑張り屋、権力に抵抗する人などのイメージを強くしたいときには、赤系の色を使ってテロップを作ってみるとよいでしょう。

青系が似合うキャラクター

青色は、冷静さや誠実さなどをあらわす色です。
情報系の動画では、知的なキャラクターを演じることで、信頼感をアップすることができます。

黄色系が似合うキャラクター

黄色は、明るさや愉快さなどをあらわす色です。

チームの中にいるマスコットキャラクターや、お笑い担当などをこの色で設定してみると見た人から注目されやすくなります。

このように、テロップに配色の知識を加えて活用してみると、さらに魅力的な動画に仕上げることができます。

テロップだけでキャラクターを表現することが難しいときには、衣装や小道具などの配色を見なおしてみると、より分かりやすい表現ができるかもしれません。

まとめ

この章では、SNSでカラーを活用してみる方法について幅広い内容を学びました。

ご自身が使いたいSNSのタイプや特徴に合わせて、この章で学んだ内容を積極的に利用してみましょう。

見た人の印象に残りやすく、分かりやすい投稿を行なうことで、きっと今まで以上に注目されやすくなるはずです。